100歳を読む(1)

100歳の幸福論。

報道写真家の笹本恒子さんのこの本が、私の100歳読書シリーズの始まり。

1914年(大正3年)生まれ。日本初の女性報道写真家。どこの組織にも属さないフリーランスの「無印人間」。

26歳で写真家としてのキャリアをスタートし、年齢を公表せずに活動されていて、ついに公表したのが96歳の時。この本は97歳の時に書かれたそうです。とにかく、それまでの私の時間感覚をガラガラと壊してくれた1冊でした。

「若いときというのは、それはもちろん可憐で可愛らしいわ。でも、人間の本当の美しさが現れるのは50代からです。」

かー!たまらなく元気が出てきます。

幸せな一人暮らしのための秘訣を率直に教えてくれます。ちゃんと食べて、ほどよく飲んで。多すぎない数の素敵なものに囲まれて。身だしなみも整えて。健全。真に健全。表面的な優等生などではなくて、もっと本物の健全さ。

あー、すごい。

ちょっと想像してみると、100歳を超えて生きるというのは、壮絶な孤独に直面すること。これって、とても難しい課題だと思う。

寂しさについて、本書の中で笹本恒子さんは、
「寂しくない人なんて、この世の中にいるかしら。」
さらりと。

すごいお方。