熊、アラスカ、ハワイ…(1)

束の間の京都滞在中に、ジュンク堂本店で忙しく本棚をチェックしていたら、
引っ張られるようにある本を手に取っていました。
星野道夫という人についての本でした。

パラパラとページをめくって、
この人はアラスカにいた写真家であるらしい。40代で亡くなったらしい。
…ということを読み取って、本を閉じて棚に戻しました。

どうして私はこの本を手に取ったんだろう?と我ながら不思議でした。
写真に引き寄せられたのかな。

その1ヶ月ぐらい後。
自宅でネットサーフィンをしていたら、見ていたサイトの端っこに、
「閲覧注意!テレビカメラの前で人が生きたまま熊に食べられたテレビ史上最悪の事故!」
などと書かれたリンクがありました。
私はこういうのはいつもスルーなのに、何を思ったかクリックしてしまいました。

閲覧注意なんてウソで、クリックした先に出てきたのは、
普通に文章が書いてあるだけのページでした。

それを読んで、
その「テレビカメラの前で生きたまま熊に食べられた人」というのが、
星野道夫さんなのだと知りました。

そんな亡くなり方をしてたのか。
(正確には、テレビクルーの目の前で熊に連れ去られたようです…)

それで星野道夫でググってみたところ、
この人の写真や文章の評価がとても高く、家族や友人やファンから愛された人なのだと知りました。

映画「地球交響曲」の第三番のテーマになっている人なんですね。

そこで、まずこの本を読みました。

(hontoの電子書籍です。)

地球交響曲の監督、龍村仁さんの本。

星野道夫さんは、龍村仁さんと地球交響曲第三番についての打ち合わせをした2週間後に突然この世を去ってしまった。(地球交響曲第二番でも、アイルトン・セナがこの映画出演の打ち合わせをした2週間後に突然この世を去ってしまったそうです。)

星野さんの死によって、第三番撮影の計画は暗礁に乗り上げるのですが、
不思議な縁に導かれ、
話はアラスカとハワイに向かって展開していきます。

偶然の一致が重なっていくこの感じ。わかる気がします。
こういうこと、あるある。あるある。

この本を読んで早くも、星野道夫さんの死に対するショックが落ち着いてきました。
そして芋づる式に読みたい本が出てきました。

映画も見たいし。

映画「地球交響曲」は、日本に住んでいた頃に第二番まで見ました。

GaiaSymphony1

地球交響曲第一番

GaiaSymphony2

地球交響曲第二番

(地球交響曲公式サイトのショップにリンク)

絶賛するとか熱狂するとかじゃなくて、
静かにじわっと受け取りました。
長い時間かけてじっくり影響を受け続けているように思います。

私が「地球交響曲」から学んだことは、
可能性かな。
トマトが秘める可能性。人が秘める可能性。などなど。
自分の小さい常識では計り知れない可能性が地球に満ちている。
自分の発想を自由にできさえすれば、
信じられないぐらいいいことが、きっとある。

星野道夫さんが亡くなった頃は、
私はちょうど日本を出て、新生活に必死に取り組み始めた頃だったので、
ニュースを知らなかったのでしょう。

あれから20年ぐらい経ってしまいました。
やっと、私が第三番を見るべき時が来たのかな。

GaiaSymphony3

地球交響曲第三番

のろのろペースですね。

そういうわけで、
星野道夫さんを追う心の旅はまだまだ続く。

映画「地球交響曲」公式サイト
http://gaiasymphony.com/