『Triptych』日本のオケに演奏してほしい現代曲

香港のプロ・オーケストラのひとつ、香港シンフォニエッタのコンサートで気になる曲があったので紹介します。

当オケのコンサートマスターでもある作曲家ジェームズ・カドフォードさんの『Triptych』。

世界初演だそうですが、組曲の一部だけが、他曲メインのコンサートの1曲目として紹介されました。

Hong Kong Sinfonietta concert in April 2017

真ん中の写真が作曲家

これは現代曲好きとしてはスルーできません。

『Triptych』は、3つのオーケストラ曲と、それを挟む2つの室内楽曲からなるそうです。その名の通り教会のイメージを背景にした曲のようですが、今回初演されたオーケストラ曲のパート1は、教会音楽というよりも、日本の雅楽の趣がある曲でした。

カドフォードさんはルーテル教会の学校に通っていたそうで、ルーテル教会と言えばJ.S. バッハ。そのバッハのカンタータ第60番の最後のコラール「Es ist Genug」が潜在的モチーフになっているそうな。

でも、雅楽に聞こえる。オーストラリアの作曲家による、教会音楽を背景とした、雅楽のような現代音楽。

これ、ぜひとも日本のオーケストラに演奏してほしいです。この曲がもつ息吹を本能的に把握して表現できそうな気がします。

日本の良いオーケストラの演奏で全曲聴いてみたいです。どなたか関係者の方、お願いします〜!

2017年4月29日
Hong Kong Sinfonietta(香港小交響楽団)
(オーボエ・コンチェルトがメインのコンサートにて)

作曲:James Cuddford
Triptych I: Chorale Prelude (for Christoph Poppen)
(world premiére)
Hong Kong City Hall Cencert Hall(香港大会堂音楽庁)

余談:この曲を捧げているChristoph Poppen氏は、当オケの主席客席指揮者。カドフォードさんがコンサートマスターになって、さらにポッペンさんが主席指揮者になってから、香港シンフォニエッタは格段にレベルアップしたと思います。